早稲田EX 公開講座「チャップリンとヒトラー、そして現代」(2回目)[2016.9.3]

20160904  昨日、2回目に参加しました。

  2回目は、第一次世界終戦(1910年後半)から第二次世界大戦開戦(1930年代後半)までの「チャップリン」と「ヒトラー」の歴史をひも解きました。自分が響いたポイントは、こんな感じ。あと、余談として「チャップリンに2度会ったことがある」という淀川長治氏とのインタビューの話が、面白かったです。あの、おじいさんは、良い人だったんですね!

—–
○制作会社設立 / 配給会社設立
 ・映画のすべて(資金集め → 制作 → 公開)を独占
 ・通常はできない(大きなインディーズ映画)
 ・このような環境により「独裁者」のような映画をつくることができた

○ミッキーマウスとチャップリン
 ・ウォルト・ディズニーは、チャップリンファンだった(13歳下)
 ・ミッキーマウスのフォルムは、チャップリンに似ている
 ・チャップリンに「著作権はしっかりするように」とアドバイスされる
 ・今でも、ディスニーは著作権にうるさい
  (URL)ミッキーマウスのモデルとは?
     
○ヒトラーとメディア戦略
 ・非合法(暴力)による勢力拡大は無理だと考える
  →合法的に勢力拡大をはかるため、メディアを使う
   ①機関誌
   ②集会
   ③映画(チャップリン発明のモノを使ったのが皮肉なところ)
 ・ヒトラーは、チャップリンの「キャラクターの確立」「映画」両方を利用した

○ヒトラーのチャップリン攻撃
 ・ヒトラーの基準は「ユダヤ人」であるかどうか
  (チャップリンは「ユダヤ人」ではなかった)
 ・1926:チャップリンへの攻撃開始
  →映画に大衆熱狂、しかし映画の推薦人3人は、全員ユダヤ人
  →チャップリンもユダヤ人に違いない(作品の内容とは関係ない)

 ⇒90年前のこの動きは、現在のヘイトスピーチ/Twitter炎上に繋がる
  (どこに基準が置かれているのか?)
—–

  中野ブロードウェイ散策しましたが、思った以上に広かった・・・ 来週、もう少し早めに中野に着かないとなぁ~

コメント

タイトルとURLをコピーしました