早稲田EX 公開講座「ポップ先生の80’s音楽戦国史」(4回目)[2017.5.31]

20170604_4  4回目のテーマは『1986年のジャネット・ジャクソンと「クオンタイズ革命」』。今回は、「ウィ・アー・ザ・ワールド」に呼ばれなかった
    – ホイットニー・ヒューストン
    – マドンナ
    – ジャネット・ジャクソン
の特集です。後半は、音楽の話というより「なぜ、女はしょうもない男のところにいくのか」みたいな話でしたがw 今回も、素晴らしい講義ノートが配布されたので、自分が響いたポイントのみUpしておこう!

  ちなみに、「クオンタイズ」とは、1985年~1986年に始まった演奏データのタイミングのズレを補正する効果のこと。これにより、今までのカーペンターズやビートルズの音楽とは違い、リズム全体がビシッとなり、主流がヒップホップに移ることになった。また、トラック録音の進化(その場にいるように聴こえる)も、影響を与えたとのこと。音楽の発展も、こういう技術進歩が支えているんだなぁ~
(参考:クオンタイズの考え方)
  MIDIノートのタイムクオンタイズ ー GarageBand使い方講座 
(参考:マルチトラック)
  MTRの歴史・8トラック録音について 

<ポイント>
  – 「ウィ・アー・ザ・ワールド」に呼ばれなかった3人の女性アーティストを語ることなくして80'sポップスの語れない
    →彼女たちの活躍が、その後の女性アーティストのあり方を変えていった
  – 「ウィ・アー・ザ・ワールド」の総括
    →「イエスタデイのような曲
    →音楽の形式は白人的だけど、作り方はジャズセッション(声という楽器を使った感覚)
  – 「クリック音(カチカチ音)」から「ドラムマシン」へ
    →「ウィ・アー・ザ・ワールド」から「サン・シティ」へ
  – 「ホイットニー」が呼ばれなかった理由
    →大物だけど、デビュー前だった
    →一年後だったら・・・
  – 「ホイットニー」、「ボビー・ブラウン」により才能開花
    →「ボビー」はクオンタイズしている音楽
  – 「マドンナ」が呼ばれなかった理由
   →旬過ぎた
   →スーパースター(歌手)と思われていなかった
   →曲を届けることができなかった (1週間前に来日/夜ヒット出演)
  – 「マドンナ」と「シンディ・ローパー」との違い
   →「マドンナ」は、叩かれる対象になることでファンを引きつける
   →「マドンナ」は、露出しないことで神秘性をもたせる
   →「シンディ」は、やんちゃだけどいい人
   →「シンディ」は、「ウィ・アー・ザ・ワールド」でホームランを打ってしまった
  – 今の日本の女性ポップス(安室奈美恵/スピード/宇多田ヒカル)を支えているのは「ジャネット」
   →マドンナに比べると、あまり注目されていない
   →ヒップホップ的な音楽がポップ・ミュージックの基本となったきっかけが、彼女の曲「コントロール」
  – 1986年、第2次ブリティッシュ・インベイジョンの終焉
   →ワム、カルチャー・クラブ・ポリス解散(解散して、ソロで残るという選択)
   →マイケル、キャプテンEOの撮影中(彼の音楽シーンでのミス)

(今回の講義で流れたビデオクリップ)
ホイットニーを狂わせたボビー・ブラウン、懐かしい・・・

(夜ヒットにマドンナ出演)

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