早稲田EX 公開講座「ポップ先生の80’s音楽戦国史」(5回目)[2017.6.14]

201706018  5回目のテーマは『1987年の少年隊と「バブルス君」』です。講師曰く「今日のテーマが、本当にやりたかったこと!」とのこと。確かに、海外80'sポップスから日本のポップスシーンを語る、というアプローチは、今までないかも・・・ One of "ジャニーズ事務所"だった少年隊の見方が、ちょっと変わりました。

  今回も、素晴らしい講義ノートが配布されたので、自分が響いたポイントのみUpしておこう! 今回は、少年隊の映像鑑賞(!?)中心でしたので、ポイントはいつもより少なめです。

  ところで、「バブルス君」と言えば、自分は「とんねるずのコント」です。YouTubeにあったので、Upしておこう。この時のアイドルは、コントへの対応力が高かったなぁ~

<ポイント>
– Hip Hopの動き
   今まではデザート / これからは(アイドルの)主食
– 1985年から86年にかけて / 考え方の変換
   *「ファンタジー」から「リアル」へ
   *「フィクション」から「ノンフィクション」へ
      ->ソ連の弱体化の影響
– 変換の動き<1> / チャリティ
   * ファンタジー:We are the world / ドリーミーなチャリティ
   * リアル:Sun City / リアルなチャリティ
– 変換の動き<2> / マドンナ
   * ファンタジー:Like a virgin
   * リアル:Crazy for you
     ->ジャネットも追随
– 1987年のジャニーズ
   マッチ・トシが売れる前までは、貧乏事務所だった
   今ほど事務所は、システマティックではなかった
   その中で、スキルが高いニッキに注目が集まる
– 1987年のジャニーズ
   * ファンタジー:少年隊(フィクション) / 鍛えて最高峰へ育て上がる
   * リアル:シブがき隊(ノンフィクション) / ありのままの姿でデビュー
     ->どちらが「良い」「悪い」というものではない
     ->講義では、ここで、少年隊の夜ヒット出演時の映像鑑賞
– ニッキが自分より凄いと思う人は「トシ」
  「囁くような歌い方」の良さ
   e.g.カルロス・トシキとオメガトライブ
– 1988年 光GENJIデビュー
  「ファンタジー」と「リアル」の間
     * ファンタジー:ローラースケートに乗る
     * リアル:チャゲアス(シンガー・ソングライター)の作詞作曲
      ->SMAPで「リアル」へ
– 1987年 マイケル・ジャクソン 「BAD World Tour」を日本からスタート
    1回目 1987年11月 : 大注目「バブルス君出まくる」
    2回目 1988年12月 : 注目されない(空気感の変化)
– 1989年 さらに「ファンタジー」から「リアル」へ
    * カラオケが日本を侵食する(みんなが知っている音楽) / リアル
    * アイドル否定(個人のリアルを楽しむ)
      ->歌番組の衰退
– それでも、エンターティナーとしての「少年隊」は揺るがない!

(動画)

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