早稲田EX 公開講座『誰が「イスラーム国」を育てたのか?』(3回目)[2017.8.5]

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  3回目のテーマは「越境移動のメカニズム」です。

  ニュースだけを見ると、中東-ヨーロッパ間で人が移動するのは、何か特別なメカニズムがあるような気になりますが、そういうことではない、ということが良くわかりました。整理すると、こんな感じ! (※画像をクリックすると大きくなります)

 
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  講義の最後、「考察と次回の導入」として、以下の指摘がありました。今回の講義の最後に聞くと、納得感があります。
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  • フランスにもインドネシアにもイギリスにも(おそらくバングラディシュにも)「事件」が起きる前に「イスラーム国」がいた! ⇒ 資源を調達し送り出す組織の基盤が地元での攻撃に転じただけ
  • 「イスラーム国」の資金や人員の調達地での取締が厳しくなれば、当然それらの国・地域で「イスラーム国」絡みの犯罪は増える ⇒ それらの国・地域が、取締を放っておいただけ)
  • 貧困・教育・差別・疎外などへの対策は、「末端の構成員」を減らすのには有効だが、必要な対策にはならない(撲滅にはつながらない)。
  • 「イスラーム国」を流行らせるのも衰退させるのも、攻撃を受ける側の反応次第。
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      次回は、お盆休み/千代田区お祭りにより3週間後の8/26。今までの講義内容、覚えていられるかなぁ~

    ※追記
       当日、櫓を組んでいました。画像左が講義を受ける前、右が受けた後。あまり変わっていないな・・・

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